
ダイヤモンドは暖色系ハロゲンランプの下で見ると、実際以上の輝きを放ち、実際以上にきれいに見えます。
本当の地球上の天然の光は、”太陽の光” 、これが地球という星のスタンダードの光です。
色温度(シキオンド)、ダイヤモンドの原石が本来持っている色を識別するのに重要な検査する際の光源の温度、明るさが人工の光のオレンジ系色ですと消費者は錯覚を起こします。
宝石のプロフェッショナルでも、この光ですと原石の色が判りません。[人工の光の誤判別] されやすい点です。
ダイヤモンドは原石の色によって相当価格がちがいます。10倍以上、いや20倍も、30倍も価格が違うのです。半額大売出しで「今日なら特別安い半値です」なんぞと言う次第のものではありません、10倍も違うのです。
消費者は宝石小売店さんへ入った時、注意する点として、先ずそのお店の天井の照明を見ることを注意することを取り上げたいと思います。
その宝石会社の社長さんの心が全部、天井に現れています。
典型的な有名ブランドのお店の天井をよく見てご覧なさい、そこに暖色系のハロゲンランプがギッシリと点灯していたら、用心したほうがよろしいかと思います。
理由は そのダイヤモンドの原石の本来持っている色が識別できないからです。
プロフェッショナルが見ても、その照明では判りません・・・、ましてや失礼ですが [しろうと] の消費者に判るはずはありません。
自宅に帰って自宅の照明で見たとき「何か変だ」と感じるかどうかです。
でも、お店で見た感動の余韻が残っているので、暫くは気づきません。
しかし、いずれ気付く時がやってきます。
それは20年30年先かも知れません。
あなたのお子さんなのかも知れません。
実は、日本には品質を規制する法律がありません。
フリーパスなのです、それが有名ブランドほど、ダイヤモンドの品質に関して開き直りの横柄な態度を見せます。
品質の説明すら実行しないショップがたくさんあります。
低レベルのダイヤモンド? を、きれいなショウケースに並べて展示して天井にハロゲンライトをまばゆいばかりに点灯しているショップが かなりたくさん見受けられます。
消費者は事実を知ってから、お求めになられるのが失敗を少なくする要点です。
商品によっての照明の違いの典型的な例はスーパーマーケットの商品別、照明の例があります。
お肉と野菜の照明の違いです、お肉はおいしそうに見せるため赤く見えるライトを照射させています。
お野菜はみずみずしく青々と見えるライトを使用しています。
野菜のライトで、お肉を見てもらってはお店としては都合が悪いのです。
また、お肉のライトで野菜を見られても売り手としては不都合なのです。
そのため、お肉売り場と、野菜売り場は遠くに離れているのが通例です。
隣り合わせには ほとんどレイアウトされていません。
かなり遠くに配置されています、ダイヤモンドも然りです。
照明にご用心とだけ申しておきます。
ダイヤモンドを観察、鑑定を行うのに良好な環境
先ず、グレーダーの体調です。
ダイヤモンド観察人は前夜 お酒を飲んだり、夜更かしをしたり異性に接するすることは禁じられます。
これはグレーダー自身に課せられた責務であります。
観察、鑑定を行うのに良好な環境・次は用いるのは照明です
色温度 4200ケルビンほどの光源で観察、識別します。
これは [午前11時~12時ころの太陽の差し込む家の北向きの窓、擦りガラスを通して入射する光] を採用します。
現在は 開発された特殊ライトを用いるのが通例です。
ダイヤモンドを置く後方の環境は白紙や白プラスティックを置き、素材に蛍光がないものを用います。
ダイヤモンドを透かして色を観察するのですが、フェイスアップ(真正面)ではなくエッジアップ(横側のガードルを挟んでクラウン側とパビリオン側の膨らんだ
箇所を回転させながら一番色の強い箇所を探し、その色と、つけ石の色のすり合わせ)の方向から観察します。
色のものさし「マスターダイヤモンド」
[マスターダイヤモンド]とか[マスターストーン]と呼びます。
ダイヤモンドの原石の[色のものさし]です。
それと見比べることにより検査するダイヤモンドの[色グレード]を決定します。
ダイヤモンドの4Cの一つ クラリティ
宝石顕微鏡による内包物の検査です。
暗視野照明の環境で観察します。
これは、ことばで説明すると、いちばん下に光源が有り、その上に、その光源を遮断する黒色丸板があり、その上にピンセットで挟んだダイヤモンドがあり、
光源の光が黒丸板の周囲からダイヤモンドに照射され、ダイヤモンド自体は黒板の上で観察するために、内包物の観察が容易になる、宝石顕微鏡での検査方法です。
これは経験で判断します。
最近、私の実感ですが、昨年あたりから全般的に一部の日本国内のクラリティグレードの認識が落ちてきています。私が勉強して得た技術情報(30数年以前)とは少しかけ離れてきた感があります。
原因は販売競争が熾烈のため、少しでも低ランクのダイヤモンドを格上げして販売に繋げようとする業者の圧力が存在するのではないか・・・・・、とも感じております。
ついでに申しておきますが、この世に無傷というダイヤモンドは存在しません。
大まかに言ってダイヤモンドは炭素の固まりです、地球の奥深いところ、約15kmもの深い場所、その場所はものすごい圧力の世界、
飛行機が空を飛んでいる高さは約9000-10000メートルくらい、15000メートルの高さのその距離を地球の深部に想像してみてください。
卵をにぎりつぶすなんてものではありません。想像以上に高い圧力の場所で岩がドロドロと熱く溶けている場所、そこで岩の中に炭素が含まれて居ます。
もちろん岩の成分は炭素、鉄分、窒素、アルミナ、銅、錫、亜鉛、色々な岩の成分が混在しています。
その中で炭素分子と炭素分子が出会うことは希です、それが偶然に出会って二つの炭素になり、また何百年かして炭素が出会う。これの繰り返しが何億年も経過してダイヤモンドが固まったのです。
余談ですが宇宙から地球に降り注ぐ流れ星、あの隕石の中を検査すると炭素が混ざっています。
・・・・・ということは宇宙の他の星にも生物が居る可能性はあります。
無傷のダイヤモンドが無い理由
その理由は人間が炭素だけ混ぜて練って捏ねるだけなら純粋のダイヤモンドが仕上がるかもしませんが、現在のところその技術はありませんので作ることが出来ません。
最近、人工ダイヤモンドが製造可能になってきましたが、炭素だけでは合成できません、必ず触媒物質を混合しないと合成ダイヤモンドは作れないのです。