都心の繁華街で大きく宣伝している、また大きく立派なお店、そこで明るい照明の下で堂々と販売している宝飾店・・・、そこで品質は絶対信頼できるとの前提の基できらびやかに多量の宝石デザインを展示しています。
貴方は本当に表示の品質を信頼しますか?
お店が立派なら・・・、まさか・・・、 例えば昨今話題になりました偽装マンション事件の発覚問題、あれは対岸の火事ではありません。
もし仮に地震が襲ったら倒壊すると判っていてマンションを買い求めた人は一人もいないでしょう。
品質は絶対と言う信頼の前提の上で、台所周りが使い易そうだとか、トイレが奇麗とか、駅に近いとか判断してマンションを購入したと思います。
ところで一体、買い求めた人たちは肝心かなめの「ビルの品質」のことは考えたのでしょうか?、勿論思いもよらない事だったと想像します。
地震で倒壊するかもしれないと疑った人は一人も居なかったのでしょうか?
消費者として自分自身や家族を守る対処方法はどうすれば良かったのでしょうか。
「複眼で物を見る習慣が必要であり、根本の着眼点が間違っていたのではなかったろうか」いろいろ考えてみると、やはり事前に専門家に相していれば災難を防ぐことが出来たのかも知れません。
一方的に、販売会社一社だけの言い分のみ聞いて疑いもなく決断して、全く別の系列の販売会社に当たって見るという、「第三者の専門家」に相談する慎重さに重点をおいていたならば素晴らしい生涯一度の買い物になったのかも知れません。
私たち宝石業者もモラルある宝石業者はマンションに例えると、「鉄筋の手抜きはいたしません」「消費者の信頼を得る」という事ではなく、
それ以前の問題で「己自身の行動に誤りなきや関係の人々に迷惑なきや」を何時も反省して行動しているか、の人間としての倫理の大前提がある訳です。
ダイヤモンドを買い求める際の注意点
必ず2〜3店を廻ることです、1店目では絶対に決めない。
「今日なら値段を半分にしますが明日は倍になります」とか色々なアタックの方法がありますが、絶対に動じない事です。
次のお店は良いものをより安く購入出来るかもしれませんからね。
さて、ここで宝石業者としてこの業界を展望して消費者に注意を促す点ですが、以下のような事が大切です。
- 品 質
- 消費者保護
- 消費者はダイヤモンドについて正しい知識を持つ事。
- 宝石業界について知る事。
- 今、この世で現実に展開されている事実をしっかり認識する事。
- 宝石業者は全く何の知識もない純心無垢の消費者に如何に販売競争が激しいからといって虚偽の説明をしない事。

消費者が一番陥りやすい危ない行動は
「とにかくお店を廻って様子を見よう」と全く何も知らないまま不用意に宝石小売店を巡って様子を見ようとする行動です。
現在、宝石店の間の販売競争は熾烈を極め、あらゆる手段を使って消費者の獲得競争を繰り広げております。
店員さんの発言を「それはおかしいよ」と判断できるだけの簡単な知識を持ち、正確な情報を持ってからの宝石小売店巡りをお奨めいたします。
昨今、私ども宝石卸業者の間でささやかれている話題は「消費者は自宅を出かける時は数軒のお店を廻って見ようと予定して家を出るが、最初に訪れた小売店で買い求める比率は50%を越えた」と言われております。
消費者が次に行く予定をしていた第二番目の小売店に行かないで、そのお店だけの一方的な偏った説明による知識だけで買い求める事になりかねません。
決して直ぐに決めないで一旦お店から外へ出て、そのお店の特徴を二人で話し合いましょう。
すると各小売店の特徴がよく解ってきますから、よく検討して第一に何をポイントにするのか、重要視する要素を1、2、3、と考えると良いと思います。
品質重視か、デザイン重視か、予算重視か、そして20年先のことも想像してみましょう。