
皆さんはダイヤモンドを販売している小売店の仕入れ価格はどのような状況になっているか、ご興味のあるお方も多いのではないかと思います。
よく雑誌の広告などでダイヤモンドの価格について、他店は何人ものエイジェントが介在しているので割高に仕入れています。
「当店は直接現地で買い付けるので安く仕入れています」と、いった類の広告をご覧になった方々もおありかと思います。
実際はどうなのでしょうか?!
現地へ仕入れ専従の人員を赴任させるという事は、それ自体に多くの経費がかかります。
もともとそこに居住している人間を活用したほうが経費は掛からないかもしれません。
つまり一概にはどちらとも言いかねます。コンピューターも発達した現代です。
現地で直接仕入れをしているから安いとの理由は説得力に欠ける理屈と理解いたします。
宝石と言っても、色石と言って、ルビー、サファイヤ、エメラルド、などのカラーストーンは問屋も小売店も比較的に利幅が多く品質の競争もありません、業者としては儲かるアイテムです。
無色透明のような宝石、つまりダイヤモンドは品質も、[カラー]、クラリティ](内包物)、
[カラット]、[カット] など、ほとんど区割りされていて、小売店もしっかりと良く研究しているため、仕入れ価格にあまり大差が無く仕入れているのが現状ではなかろうかと推測いたします。
格差と言っても最大一割程度の差異ではなかろうかと想像されます。
数量も多量に買い付ければ安いと言うほどの差異は気にならない程度でしょう。
なぜなら、もともとダイヤモンドの原石は、全地球的に見て鉱産物ですので、原油とか鉄鉱石、銅、アルミのボーキサイト等のように世界中に、同一価格で流通するのです。
ダイヤモンドの原石を特別安く仕入れられる業者は存在しません。
例えば原油が1バーレル100ドルとか報道されたりしますが、世界中が殆んど同一価格で流通しているのです。
ガソリンが、国道沿いの大きなガソリンスタンドも、村の小さな農協のガソリンスタンドも、さほど価格に違いのないのとおなじです。
[切手]や[たばこ]と同じような物です。
ダイヤモンドの仕入れ価格もダイヤモンドの輸出業者も輸入業者もエイジェントもディストリビューターも卸業者も問屋も価格的には競争にさらされているため業者間の価格は安価で流通しております。
しかし「仕入れ価格」ではなく「小売店の販売価格」は相手がなんにも判らない素人さんですので、小売価格には比較的緩慢な価格設定が為される場合があります。
つまり業者間を経由するときは価格は地を這った価格で移動して、消費者に渡るその時点で、ぐっと販売価格が上がります。
経済的に表現して、つまり儲かるか、儲からないかは宝石店も利益と経費のバランスで動いております。
仮にあまり販売数が少ないのに経費(大げさな宣伝広告費、ビルの店舗内装費、都市一等地の地代家賃、大勢の売り子さんという人件費)を掛け過ぎると、販売価格は上げざるを得ません。
とかく世間は一等地に立地する大きな広告と大きな小売店に目がいきます。
大きな小売店なら心配ないと考えます、売るためには品質表示を多少、調整する場合もあるやに聞いております。
日本国に品質表示に関する法律はありませんので自由です。
例えばVS2をVVS1と表示しても、その小売店の社長さんを警察としては逮捕できないのです。
この辺りも視野に入れてダイヤモンド選び、小売店選びをすると次の世代、つまり貴女の子供さんに手渡すとき満足することになりましょう。
今が大切です、今こそダイヤモンドについて知ることをお奨めいたします。