このところ数年前から世界の宝石学の学術的、理論的リーダーであるGIA(Gemological Institute of America米国宝石学会)によって、ダイヤモンド、光の理論が否定されたことを日本国内のどれだけの宝石店の社長さんは理解しておられるでしょうか。
日本国内の宝石店でダイヤモンドの光輝きの理論的な事項がよく理解されないまま消費者に説明されている危惧を覚えます、その端的な表れが[4つのC]というデパートや宝石小売店の説明に表れております。
そのGIAの理論的変化の一過程として、2006年春、日本全国の宝石会社の主だった人々を集めて説明会が各地で開講されました。
東京会場、名古屋、大阪、広島、福岡、甲府会場と、講演会は終了いたしました。
(社団法人 日本ジュエリー協会 宝石鑑別団体協議会 共催)
ダイヤモンドの光り輝きの学術的理論
これはダイヤモンドの光り輝きの学術的理論つまり、「こういう形状をしたダイヤモンドが一番きれいに光りますよ」というダイヤモンドの光り輝きの
従来の理論的根拠がGIA自身によって否定され、「もっと別の形のダイヤモンドのほうが良く光る」ことが判明したのです。
「マーセルトルコウスキー氏MarcelTolkowsky」そのベルギーの会社に関係のある祖先が数学的に計算をして「この形状をしたダイヤモンドが理論的に最高に光る」として1919年に発表されました。
それが数学的に理に適っているとして、GIAはダイヤモンドの教科書の中に採り入れられて全世界の宝石学者や宝石店の若者が、その理論を勉強し、そこで勉強してきた人々が[宝石鑑定士]といわれる人々です。
しかし、GIAは従来の「トルコウスキーの数学的な光の進路の予測理論」は事実と違うということが判明したとして、トルコウスキー理論を破棄して新たな理論を構築していくと発表され、[暫定の説明会](筆者の認識)
が2006年春に日本全国6会場で開催されたのでした。
確定の理論ではなく とりあえず判明したところまでを発表したGIAの対応は素晴らしいことです。(筆者の認識)
ラウンドカット ブリリアントカット
なぜ従来 私たち宝石商がGIAで勉強してきたマーセルトルコウスキー理論(つまり一般いわれている 「アイディアルカット(アイデアルカット) ラウンドカット
ブリリアントカット」を否定しなければならなかったのか、現代科学の進展は想像以上に大きく展開しています。
革命的事実が判明し、GIAの発行する旬刊誌、Gems&Gemology に逐次 発表されてきました。この旬刊誌は世界中の宝石業に携わる知識層の人々はほとんど全ての人が購読しております。
世界の宝石に関するオピニオンリーダーの役を担っているのがGIAです。
しかし、今回の訂正発表された新しい 「ダイヤモンドカット評価システム」 自体に私たち業者側がいろんな矛盾点というか不満点などを指摘、
表明するとGIAでも譲歩すると言うか改訂して少し業者側の意見を採り入れて枠を緩めていく方向に向かっている、
つまり鑑定書がゆるやかな方向に向かっているというのが現段階で、ではなかろうかと私は理解しております。